ここ2~3日テレビでも北朝鮮の電磁パルス攻撃が話題になっていますね。
そこで「備えあれば憂い無し」で、有事の際に必要なものを考えてみましょう。
もし電磁パルス攻撃を受けた場合。電磁パルスの影響する範囲内では電子機器がほぼ壊滅すると言われていて、その復旧には数年を要するとも言われています。
上空高度400キロ・メートルなら、地上の影響範囲は全米をすっぽり覆う半径2200キロ・メートルに達するという試算もある。
「YOMIURI ONLINE」
電磁パルス攻撃とは?
電磁パルス攻撃とは、米軍が第二次世界大戦中に太平洋で核実験をしたところ、核爆発をさせたところから千キロ以上離れたところにあったハワイで大停電が発生したことから判ったとされているようです。
電磁パルス攻撃とは、核兵器を使用して、その核兵器を高高度つまり高い位置で核爆発させることによって、電磁パルスなる強大な電磁波が発生して、電気製品に空中から電気等が異常に流れて電気機器が内部でショートしたり焼けたりして破壊されるというもののようです。
電磁パルス攻撃で破壊される可能性の高い、家庭の主なもの
パソコン
電話
無線機
車
テレビ
レコーダー
エアコン
音響機器
冷蔵庫
電子レンジ
オープンレンジ
食器乾燥機
電気ポット
IH製品
照明
電気スタンド
LED証明各種
コタツ?(基盤が無いものあり場合によって)
暖房機器
お風呂関連(給湯器など)
湯沸かし器
エレベータ
電子ロック
防犯システム
などなど
ほとんどの電化製品が使えなくなりそうです。
最近の家電はほとんど、マイコンとか電気回路(基盤)つまりコンピュータを小型化した電子機器がついて、各家電製品を動かしています。その基盤とか、そこについているICやLSIといったチップなどは、眼に見えないほど細い線でつながっているようで、ここに大きな電磁波等が流れることで焼ききれるのだとか。
■電気が止まる。
電磁パルス攻撃を受けた場合、もちろん電気を流している送電関連はもとより、発電所のコンピュータも破壊され、電気が作れなくなり、送電が出来なくなると言われています。アメリカが核実験をしたときにハワイが停電したようにです。それに各家庭の近くにあるトランスといわれる電気供給機器(電柱の上にある箱)も全て交換の必要が出てくるかもしれません。
つまり、電気が止まるだけではなく、しばらく、「長くて数年電気が使えない」なんてことになることも想定されているのです。
使っている部品が壊れるといわれていますが、交換用に備蓄してある使っていない未使用製品にも影響が出るのかもしれません。
そうした場合長期戦になることが想定され、ニュース等で復旧に数年掛かるという話はこの辺りの影響もあるのかもしれません。
■電磁パルス攻撃を受けた後の生活。
電磁パルス攻撃を受けた後の生活を想像してみましょう。
●家庭生活
○食事
電気が来なくなるし、電気製品はほぼやられてしまって使い物になりません。
問題はご飯を作らないといけません、このときガスは使えるのでは?と思われるかもしれませんが、ガスの供給には必ずマイコンメータというメーターがついていてこれをガスは必ず通ります。このマイコンメーターは名前どおりコンピュータ制御を意味しています。中に電子回路が入ってるのでこれがやられる可能性が高いのです。マイコンメータがやられた場合ガスを遮断するのか、遮断しなくなるのかは専門では無いのでわかりませんが、マイコンメーターは安全のため作られた機器だと思いますから、遮断される可能性が高いかと思います。調べて分かったら加筆します。ガスの供給が遮断された場合はガスも使えないということです。
やはりお湯を沸かしたりご飯を作るには熱源が必要です。
その場合使えそうなのは、カセットコンロです。
カセットコンロは電子基盤がないので使えると思われます。(想像です、誰も経験が無いので、ご了承ください。)
しかし、カセットコンロも、ガスを使い切ったら終わりです、その後はしばらくサバイバル生活が待っているかもしれません。この場合キャンプの知識があれば幸いするかもしれません。火の起し方や調理の仕方など知っておくと便利ですね。キャンプ用の調理器具も重宝する可能性があります。
○水
水道の供給も供給にはモーターなどいろんな電気制御で成り立っています。当然止まることが想定されます。水は飲料水だけでなく、食事、トイレ、お風呂など大変多く使います。備蓄しているペットボトルの水もうまく使わないとすぐ無くなってしまいます。
飲料水だけでも一日一人2リットルは必要だといわれています。その上にご飯用の水が要ります。しばらくお風呂は入れない可能性が高いのでこの辺りの衛生面の対策も必要ですね。
・飲料用の水は飲料用だけに大切に使う。
・ご飯は出来るだけ使い捨ての食器で、水を使わない。
(使い捨て食器の備蓄も要りますね。)
・浄水器を買っておく。
浄水器は製品によってどれくらいのフィルター効果があってどれくらい使えるかは知っておかないといけないかもしれません。
。お風呂の水を貯めて置いてトイレに使う。
・雨水を貯めてトイレに使う。
・近くの川で給水してトイレに使う。
生物兵器などのテロが有った場合、水道や井戸が使えない可能性が高くなります。水の備蓄はしておきたいものです。
○社会
会社に行かないと行けませんが、車も電子機器ですので破壊されています。電磁パルス攻撃の実験動画がyoutubeにありみましたが、エンジンが掛からなくなりました。しかし、その車のパワーウインドウは動いていました。エンジンはプラグに点火のタイミングを制御している基盤があるようです。これがやられるのかもしれません。電車ももちろん電車自体基盤がやられて動かなくなる可能性が高いですが、電車を運用するシステムも崩壊していると考えられます。また電気自体が来なくては動きません。会社に行くには自転車か徒歩しかありませんね。
当然会社に行けないとか遅れるとかということになりますが、会社に連絡しようにも通信が全く使えません。電磁パルス攻撃を受けたら、たちまち、社会が原始時代に戻ったかのごとく、何もできない状態になって途方にくれる人が多く出るでしょう。
○家族や知人、学校、会社との連絡。
通信機器が破壊されると、本当に連絡が取れなくなります。家族や知人へ連絡が取れないのは本当に心配の種になります。電磁パルス攻撃を想定して、全く連絡手段がない場合、どこに落ち合うのか?災害とはまた違ったもっと繊細な訓練や事前の決め事が必要ですね。
例えば子供さんが一番心配ですね、もし何かあったら、必ずここにいること、そこを動かないこと、どうしても動くときはできるだけメッセージを残す。
など、ご家庭で独自の方法を考えちゃんと話して確認しておくといいですね。
訓練ができたら最高ですね。
ほんと考えるとサバイバルで、映画の世界のようです。
○会社
そして会社に行ったとしても今やコンピュータに頼りきっている現代では、会社自体機能しなくなりそうですね。会社も電子機器が破壊されていては、仕事に全くなりません。出勤や現在の状況など通信手段もないので、連絡の仕方には相当苦労しそうですね。
連絡手段には伝書鳩が活躍しそうです。
■その時その場所を想定してみよう
※このブログは私のつたない知識の想像です。実際は異なる可能性があります。
●高層マンションではエレベータが使えなくなる。
通信手段がなく助けが呼べないし、日本全土となれば、助けが来てくれない可能性があるので日ごろ対策を。外に居る方がエレベータ内の人の存在の確認と救助がいるかもしれません。
●電子ロックの部屋はアナログキーに代替。
●車の中だと、
エンジンは掛かっている場合は昔のタイプ単純設計の車は止まらないのではないかと推測しますが、いったんエンジンを止めたらもう直すまで掛からなくなる可能性が高いと思われます。走行中に攻撃を受けた場合、点火プラグの制御が壊れればエンジンは止まりそうです。
電気自動車も使えなくなる可能性大。
ハイブリット車は電気機器の塊、当然使えなくなる可能性が高い。
走行中に被害にあったら、安全設計の車は安全機能は当然機能しなくなると考えた方がいい。ブレーキに注意して減速した方がいいでしょう。
●新幹線の中だと、
その場で緊急停止するか、電気のある間だけ進む。
基盤がやられた場合どうなるのかの問題ですね。
新幹線の場合ほとんど全部がやられますし、電気の供給がないとそのうち止まるでしょう。事故は少ないと想像します。
いずれにしても、停車したら、その場から歩くことになるでしょう。
普通なら迎えのバスとかが来ます、電磁パルス攻撃では無理です。救助も期待できません。
乗務員も本部とも警察とも連絡が取れません。全国が大変な状態なので助けなど期待できません、他の乗客の方々と協力して智慧を出し合って乗り切るしかありません。
●飛行機の場合
詳しくは判りませんが危険な感じがします。
交通手段も壊滅の可能性があります。有事を受けたその地点から、徒歩で移動になると考えておいた方が無難です。
想像すると本当に嫌なものです。無いに越したことはありませんが、北朝鮮が電磁パルス攻撃能力を身に着けたというニュースが流れています。
「備えあれば憂いなし」ですね。
追記:10月13日
この記事を書いてからやく1ヶ月経過しました。この頃は北朝鮮の攻撃しか見えていませんでした。その後、アメリカが北朝鮮の連絡網を遮断するために、やるのではないかという話を耳にしています。
始めは電磁パルス攻撃の可能性は、あっても2~3割くらいだと想定していました。しかし、北朝鮮だけでも1ヶ月で1割ほど想定をひきあげました。これに、アメリカの可能性を加えると、4~7割想定しておいた方が無難だと感じています。全く無いかもしれませんが。
みなさんはいかがでしょうか?
カセットコンロは大体の家庭にありますが、ボンベは有事には全く手に入らなくなるでしょう、早めにできるだけ備蓄しておいた方が無難かもしれません。
また台数もご飯を炊きながらおかずを作る場合とか複数あったほうが便利ですよね。壊れたときの予備もあれば安心です。
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